製造基準はどうやって決まる?
ドッグフードにはペットフード安全法という法律があります。
国内で製造されるドッグフードも、国が定めた基準に基づき作られます。
基準は主に、添加物、農薬、汚染物質などをいくつかの項目に分け、定める量を超えてはいけない事になっています。
添加物、農薬、汚染物質はあくまでも定められた量を超えていないというだけで、基準は0ではありません。
有害物質や病原微生物を使わず、販売する為に作られたドッグフードは、十分に加熱し乾燥させなければいけません。
パッケージには、ドッグフードの名称、原材料名、賞味期限、事業者の氏名と事業所の所在地、最終加工工程を終えた国名などを記載するという決まりがあります。
またペットフードを製造販売する業者は、届出をする事が義務付けられています。
これは製造販売業者だけでなく、輸入業者もふくまれます。
ドッグフードの製造販売や輸入販売をしている業者は、輸入から製造販売までの全てを記録に残す事も義務付けがあり、それを記すための帳簿の備え付けが必要です。
もしもこれに違反したことが変われば、ドッグフードの排気や回収をしなければいけません。
製造をしている工場にも、定期的な立ち入り検査を行います。
こうして見るとドッグフードは、ペットフード安全法に守られている事がわかります。
しかし実際には安価ながらも、粗悪な材料を使って作られたドッグフードも多く存在しています。
一見良さそうなパッケージと思っても、原材料名を細かく確認しないとわかりません。
いくら安くても、肉副産物や肉骨粉を使用した物は避けておきましょう。
肉副産物や肉骨粉は絶対に人が口にしないものです。
肉副産物や肉骨粉は、死んだ動物の死骸、鳥の羽、糞尿、内臓や血、などのことを言います。
大切な家族の一員に自分は絶対に口にしないような物は食べさせられません。
製造基準をクリアしていても、残留農薬が含まれる物はあります。
自分のドッグフードの基礎知識を確認し、本当に安全なドッグフードはどういう物かを、今一度考え直して見てください。